レスベラトロール その22012.12.29
浜松町第一クリニック横浜院、院長の渡邉です。
前回の続きになります。
近年のアンチエイジング医学の急速な進歩は「長寿遺伝子」の発見を抜きにしては語れません。
1999年MITのレオナルド・ガレンテのグループが酵母や線虫で老化を遅らせる遺伝子を発見したことから始まります。
現在は7つの遺伝子が同定されていますがこれらの遺伝子群は「サーチュイン遺伝子」と呼ばれています。
この発見に端を発してこれらの遺伝子を効率的に活性化する物質の発見に世界中の科学者が血眼になったのです。
そして様々な紆余曲折がありようやくその最有力候補として絞られてきたのが
「レスベラトロール」である、というわけです。
近年、「Cell」「Nature」などの名だたるトップジャーナルに頻回に
「レスベラトロール」と「サーチュエン遺伝子活性化」に関する報告が取り上げられています。
摂取するレスベラトロールの用量によってその作用機序が異なり、低用量であれば
直接サーチュエン遺伝子を活性化し、高用量であればPDEを阻害してサイクリックAMPの分解を抑制して
サイクリックAMPの濃度を上げることにより結果的にサーチュエン遺伝子を活性化する。
という説が最も新しい知見だそうです。
そこで、「待てよ!」と思いませんか?
「PDEを阻害してサイクリックAMPの分解を抑制してサイクリックAMPの濃度を上げる」
これこそまさに「バイアグラ理論」ではないですか!!!
但しバイアグラは陰茎の動脈に特異的に分布する「PDE5」を阻害するようにできているから
勃起だけにターゲットを絞れるわけです。
つまりレスベラトロールは全身の細胞をターゲットにしているわけですね。
2つを合わせれば究極のアンチエイジングにつながりそうです。
サプリメントとして1日150mgのレスベラトロールを摂取して、長時間タイプのED治療薬「シアリス」を
週に2回服用すれば夢の健康長寿が得られるかもしれない、というのが今年の年末に考えた私見でございます。
今後も健康長寿につながりそうな話題を見つけて情報提供させていただきます。
前回の続きになります。
近年のアンチエイジング医学の急速な進歩は「長寿遺伝子」の発見を抜きにしては語れません。
1999年MITのレオナルド・ガレンテのグループが酵母や線虫で老化を遅らせる遺伝子を発見したことから始まります。
現在は7つの遺伝子が同定されていますがこれらの遺伝子群は「サーチュイン遺伝子」と呼ばれています。
この発見に端を発してこれらの遺伝子を効率的に活性化する物質の発見に世界中の科学者が血眼になったのです。
そして様々な紆余曲折がありようやくその最有力候補として絞られてきたのが
「レスベラトロール」である、というわけです。
近年、「Cell」「Nature」などの名だたるトップジャーナルに頻回に
「レスベラトロール」と「サーチュエン遺伝子活性化」に関する報告が取り上げられています。
摂取するレスベラトロールの用量によってその作用機序が異なり、低用量であれば
直接サーチュエン遺伝子を活性化し、高用量であればPDEを阻害してサイクリックAMPの分解を抑制して
サイクリックAMPの濃度を上げることにより結果的にサーチュエン遺伝子を活性化する。
という説が最も新しい知見だそうです。
そこで、「待てよ!」と思いませんか?
「PDEを阻害してサイクリックAMPの分解を抑制してサイクリックAMPの濃度を上げる」
これこそまさに「バイアグラ理論」ではないですか!!!
但しバイアグラは陰茎の動脈に特異的に分布する「PDE5」を阻害するようにできているから
勃起だけにターゲットを絞れるわけです。
つまりレスベラトロールは全身の細胞をターゲットにしているわけですね。
2つを合わせれば究極のアンチエイジングにつながりそうです。
サプリメントとして1日150mgのレスベラトロールを摂取して、長時間タイプのED治療薬「シアリス」を
週に2回服用すれば夢の健康長寿が得られるかもしれない、というのが今年の年末に考えた私見でございます。
今後も健康長寿につながりそうな話題を見つけて情報提供させていただきます。